みなさん、こんにちは!
40歳、独身、転職10回以上のタクシードライバーです。
個人事業主として脱サラした経験もある、ちょっと変わった経歴の持ち主です
実は今、タクシードライバーとして1人乗務を始めて2週間が経ったところなんです(2024年11月現在)。
タクシードライバーって、みなさんどんなイメージをお持ちですか?
・長時間労働できつそう…
・稼げる!
・人手不足らしい
正直、全部当たってます(笑)
僕も「まぁそんな感じかな」って思ってたんですが…実際やってみると想像以上!!
これまでの仕事では「仕事を覚えるの早いんだよね〜」って自信があったんですが、
今回ばかりは完全に別物でした…
特に大変なのが
・道を覚えるのが本当に難しい
・道路名、交差点、駅名を言われても「えっと…」ってなる
・お客さんに怒られてメンタルがズタボロ
・道を間違えて申し訳ない気持ちでいっぱい
・古い体質の業界文化にも戸惑い中…
お客さんからしたら「プロなんだから知ってて当たり前だよね!」って感じなんですよね。
(もちろん、その通りなんですが…)
以前は神奈川に住んでたので、東京の道はさっぱり…
新しい道も一発じゃ覚えられないので、何度も走って体に染み込ませてる最中です。
先輩たちからも慣れるには「半年から1年はかかるよ」って言ってくれてるので、今が踏ん張りどころ!
目次
タクシードライバーになった理由
ここでちょっと、なぜタクシー運転手になったのか、お話しします。
タイトル通り転職回数は10回以上になりますが、主に営業職を転々としてきました。
「稼げる」「脱サラ」の想いで軽貨物の宅配ドライバーに転身したり……
気づけば30代後半。
転職って引越しも増えるんですよね(僕だけかな?)
当然お金はかかるし、クレジットカード頼みの生活に…
返済のために給料の額だけで仕事を選ぶようになり、【稼げる仕事=タクシードライバー】に辿り着きました。
正直に言うと、タクシー業界に来たのは他に選べるものがなかった…というのもあります・・・
ポジティブな選択ではなかったのですが、やる以上は日々勉強して、叱られながら少しずつ成長してます!
これからのタクシードライバーとしての日常も、リアルタイムでお伝えしていく予定なので、
よかったら覗きに来てくださいね!
転職10回以上!私のジョブホッパー人生
ここでは私の転職歴について、包み隠さずお話ししていきます!
実は初めての転職は32歳。かなり遅めのスタートでしたが、そこから怒涛の展開が待っていました。
(ちなみに1社目は10年近く勤めていたんですよ)
「なんでそんなに転職を繰り返すの?」
よく聞かれるこの質問。自分なりに分析してみると、3つの理由に集約されます:
転職を繰り返した3つの理由
1. 生まれついての飽き性
毎日同じルーティンで過ごす会社員:
・毎日の満員電車
・朝一のメールチェック
・社内ミーティング
・定時のランチタイム
・午後の商談
・1〜2時間の残業…
見慣れた景色と変わらない環境。
社会不適合者を自認する私には、この「日常の繰り返し」が想像以上にキツかったんです。
特に朝夕の満員電車と昼食時間。
みんな決まった時間に、混雑する街中へ。
「この非効率さに誰も疑問を感じないのかな…」って、よく思ってました。
2. 自分への期待値が高すぎる
営業職なので、売上目標を立てて、達成した分のインセンティブも計算して、来月の給与計算をする…
実力以上の結果を想像して計画してしまうので、勝手に自分を追い込んでるんですよね。。
そして達成できないと自分を責め続ける。
良い結果が出ても「たまたま」って思っちゃうんですよね。
これが典型的な「インポスター症候群」ってやつ
永遠に結果に対しての満足ができないからストレスが溜まり続けます。。
(これ、けっこう共感される方多いんじゃないでしょうか?)
3. 会社への期待が大きすぎる
入社前:「この会社すごい!」
入社後:「あれ?意外と…」
(いわゆる"芝青"ですね)
会社と個人では立場も価値観も違って当然なんです。
でも、なかなかその現実を受け入れられず…
「もっとこうだったら…」とか常に考えて仕事をしていたので、ここでもストレスが溜まり続けます。。
結果、こんな感じで:
「 営業 → 営業 → 営業 → 宅配 → 営業 → 宅配 → → → 」
を繰り返して、現在のタクシードライバーにたどり着きました。
…と、ここまで書いて気づきました。
こんなに転職してるの、私だけ???
借金地獄からの脱出 〜誰にも言えなかった私の経験〜
転職を重ねるごとに、借金の額が雪だるま式に膨らんでいきました。
なぜ借金が増えたのか?
- 転職のたびの引越し費用
- 新生活や新しい仕事の準備費用
- 収入の変動や空白期間
その解決策として選んだのが「クレジットカード」と「カードローン」
今思えば、これが最悪の選択でした。
「生活費だから仕方ない」
「次の営業成績で稼げるず…」
こんな言い訳で自分を納得させながら、無理な目標を立て続けました。
でも、現実は甘くありません。
目標が達成できないと生活費が足りなくなるためさらに借金、この悪循環・・・
私は2度、国の救済制度のお世話に
◯ 任意整理
◯ 自己破産
正直、本当に恥ずかしい話です。
貸金業者の方々には大変なご迷惑をおかけしました。
世の中には必要な借金もあるでしょう。
でも、
絶対にしてほしくないこと:『不要な借金で自分を追い込むこと』
特に自己破産する前、私は誰にも相談できませんでした。
最悪の選択肢まで考えるほど追い込まれていました…
伝えたいメッセージ
借金を借金で返すのは、悪手以外の何者でもありません。
まずは、誰かに相談してください。
家族、友達、パートナーに相談がしづらければ自治体があります。
(僕も新宿の相談センターに行きました)
ちなみに相談した相手からお金を借りろということではありません。
話を聞いてもらうだけでかなり気持ちが楽になります。
気持ちに余裕ができると現状以外の選択肢に気付ける可能性も出てきます。
苦しでいるのは自分だけではありませんよ!
ちなみに私の生活って、
・ギャンブルはしない
・女遊びもしない
・お酒は家飲み程度
それでも生活が回らなくなりました。
最終的には自治体の相談所から弁護士さんを相談いただき、債務整理という道を示していただきましたが、
そこにたどり着くまでがとてもしんどかったです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
…でも私は、経験にすら学べませんでした。
まるでハムスターのように、同じ場所をぐるぐる回り続けて。
だからこそ、同じような状況で悩んでいる方へ!
1人で抱え込まないでください。
必ず相談できる場所があります。
人生後半戦の再出発 〜タクシードライバーとして〜
40歳を超えて、ようやく気づきました。
これまでの経験を、どう人生の糧にしていくか。
それが今の私の大きな課題です。
正直な話、まだまだ夢はあります。
でも、今は目の前のことから。
一歩ずつ着実に前に進むことが必要と認識してます。
最後の就職先
「最後の就職」として選んだこの道。
僕にはまず、安定した生活基盤を築くことが必然!
そしてこの仕事は頑張った分だけ収入にも繋がる。
正直、タクシードライバーとして職業人生終わらせるつもりはありませんが、努力を怠らず精進し続けます!
タクシードライバーとして今の悩み
ベンチャーマインドが強めの私にとって、タクシー業界の旧態依然とした体制には
「えっ、これってどうなの!?」
という場面が多すぎて、仕事内容以上に業界に対してメンタルが削られ気味です。。
でも、こう考えることにしました:
- まずは受け入れる
- 自分で経験してみる
- 周りの人はどう考え、対応しているのかを観察
- 必要なら、改善策を考える
この経験も、きっと無駄にはならない。
むしろ、これまでの転職経験や営業経験が、思わぬところで活きてくるかもしれません。
新たな気づき
違和感を感じる環境だからこそ、自分の「器」を広げるチャンス。
これを乗り越えられたら、きっと大きく成長できるはず。
今はまだまだ道半ば。
これまでの紆余曲折も、全て意味があったと思える日が来ると信じています!
タクシードライバーとしての日常も、これから少しずつお伝えしていきますね。
私の成長記録として、そして同じような経験をされている方へのエールとして。