【30代の転職】転職5回以上の人の転職活動の進め方

転職

【30代の転職】転職が5回以上でも確実に内定をGETする転職活動!

この記事で伝えたいコト

◯ 転職が5回以上になった30代社会人が理想の企業から内定をGETするための転職活動の進め方です。


なぜ5回以上の転職回数としたか、下の表をご覧ください。

【年代別転職回数】転職者実態調査 / 令和2年報告書(一部省略)
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)


政府が調査している各年代別にまとめた転職回数の平均値です。


30代以上になると5回以上が多くなってきます。


さらに35歳以上になると全体の25%は5回以上!


転職が多い仲間が増えるのは嬉しいのですが、ボクの実感値として5回以上になると途端に転職活動が難しくなりました。


企業の採用基準/書類選考の通過率/面接での質疑応答、見る目が厳しくなり、内定を獲得するまで苦戦することも増えると思います。


企業からはどういった見られ方をするのか、その上でどうやって内定を獲得するかをこの記事でお伝えします。

転職回数が多いことが不利になる理由 -  企業目線で考える

転職回数が多いことが不利になる理由 -  企業目線で考える


一般の感覚よりも転職回数が多いとなると、企業側からすれば採用には慎重になります。


求職者が審査される機会は2回あるわけですが、それは、「書類選考」と「面接書類」


これまで以上に厳しい基準で見られるので、そのつもりで対策を練ることが大事なります。

100件応募しても書類選考を通過しないなんて聞いたコトもあります。。


まずは、どういった目線で企業が採用活動をしているかを把握しておきしましょう。

「またすぐに辞めるんじゃない?」


企業は長期的に活躍してくれることを期待して内定を出します。


「もし、入社してくれた人材が3ヶ月で辞めてしまったら…」


採用活動に使うタイムコスト ✖︎ 採用費用のマネーコストを考えたら慎重にならざるを得ません


時間もお金もとても大きなリソースを使って採用活動をしています。


もちろん入社してから合う合わないがあるのは、一定数は起きることです。


ですから入社してからの不一致をできる限り少なくするために、企業は内定を出すまでになるべくリスクを排除しておきたいということは理解しておきましょう。

「その期間のスキルは?!」

転職の回数が多いということは、1社あたりの在籍年数がその分短い


例えば、半年・1年で退職している会社があれば、そこでの経験やスキルが本当に身についているのか疑いの目で見られてしまうこともあります。

「社会人としての問題点あるのでは…?」


転職活動している人にとっては大変失礼に感じる話ではありますが、こういった見方がされる場合があることも頭に入れておきましょう。


・「転職回数が多いのは、これまでの企業で何か問題を起こしてきたのではないのか?」

・「社内メンバーとうまくつきあっていけるのか?」


転職回数が多い = 問題児


どうしても「ネガティブ情報」に見られてしまうのは、否定できません。


マイノリティが特別な目で見られるのはいつの時代も一定数あります。


そのマイナスの目を払拭するためのやり方を下記で紹介します!

書類選考・面接を突破するために必要なこと

書類選考・面接を突破するために必要なこと

最初の表を思い出して欲しいと思います。


あの表が示すのは、5回以上の転職をしている人たちも無事、どこかしらの企業に再就職できているということです。


自分に合う環境を求めて挑戦し続けることは、人生において決して悪手ではないわけです。


確かに転職が少ない人と比べたら世間の目は厳しいかもしれません。


しかしそれでも、5回目で、10回目で、良い出会い・良い転職をしている人がいるのです。

書類選考を通過するため面接を突破するために大事なことは ↓↓↓

転職する理由を明確にし、それを書類に作り込み、面接でしっかり伝え切ることです。

経験とスキルと数字

まず明確にすべき大事なポイントは【経験・スキル・数字】です。


・これまでの社会人人生で培ってきた経験

・これまでの企業で得たスキル

・これまでの企業で納めてきた実績


経験とスキルは履歴書・職務経歴書で記載済みの人が多いと思います。


一番大事なのは『数字』です!


営業であれば売上や粗利、人事であれば採用に携わった人数や離職率など、


企業の利益にどれだけ貢献してきたかを、誰が見ても分かるように数字に出してみましょう!

『誰が見ても分かるように』がポイントです!!

なぜ転職したいと思うのか(思ったのか?)

まずは気持ちの中の整理をすることから始めるのがオススメです!


・なぜ今の仕事を辞めたいのか?

・なぜ過去の職場を離れたのか?


思い出したくない記憶もあるかもしれませんが、これも大事なポイントです。


ボク的には、静かなところで白紙に箇条書きで書き出してみるのがオススメ


ネガティブなものも全て出す!


ちなみに転職を考えるきっかけの一番の理由は「人間関係」と言われています。


世の中の社会人皆が同じような悩みを持っているので、行動するかしないかの結果です。


環境を変えるには行動(転職)しかないのですからね!

ボクで言うと、、

◯ 長期休暇の時期も休み無しの企業

◯ 面接時の話と実際の業務内容の乖離

◯ 職場の上長と全く合わない など…

ネガティブ理由をポジティブに変換する


転職したい理由を吐き出したら、その中のネガティブな部分はポジティブ理由に変換しましょう!


転職回数の分だけ転職理由を必ず!聞かれます。


面接対策のためにはしっかりと話せるようにしておかなければいけません。


ネガティブな理由をネガティブのまま伝えないように言葉を作り込みましょう!


ちなみに嘘は絶対にダメですよ!

◯ 休暇無し → 将来家族ができることを考えたら、家族のための休日も取れない環境を変えたい

◯ 入社後の内容乖離 → 同じミスを繰り返さないようにこれでもかってくらい質問を用意しておく

◯ 上長と合わない → 可能であれば現場の方達との面通しの機会をもらう

※ ベンチャー企業なら可能な会社もあるが、無理な場合も多いので、そのくらいの意思を持ってますアピールです。

短期で終わっている期間があれば「長続きしなかった理由」を内省する

最初に話したように、企業は長く活躍してくれそうな人を採用します。


そこに引っかかってしまうと減点対象になります。


半年〜1年の短期間はどうしても目立ってしまうので、「長続きがしなかった理由」にポイントを絞って内省してみるのもオススメです。


数社、短期間の時があると「辞めぐせがある」とか「感情で動く」と思われてしまう可能性があります。


「どこが改善されれば長く勤めることができたのか」を考えることで、理想の働き方や環境がより明確にしましょう。


気をつけて欲しいのは自分で悪い方に思い込まないこと!


自分で「辞めぐせ」があるのかなと思い込んでしまうと、そのネガティブは企業側にも伝わってしまいます。


その時の「転職」は自分には必要なことだから何も心配する必要はありませんよ!

長く在籍した企業があると自分の中で比較もできますよ

最後は第3者に頼る

最後の仕上げは他人に頼りましょう。


家族や兄弟、友人や恋人など身近な人に相談する。

・職務経歴書が完成したら、伝えたいことが伝わるか第3者目線で添削してもらう。

・転職理由を話してみて、ネガティブや他責が目立つようなら指摘してもらう。


最終チェックとして、第3者に頼るのがオススメです。


しかし、周りの人には頼れない・頼りづらいという人もいるでしょう。


そんな人は【転職エージェント】を利用しましょう!


プロのアドバイスを有効活用する!

【30代の転職】転職が5回以上の人の転職活動の進め方 〜まとめ〜


転職が多くなると、身近な人に「転職します」って言うのはかなり勇気がいるんですよね。


なかなか理解されないことが辛くもあったりしますけど、その中でも理解を示してくれて頑張れと言ってくれる人たちもいます。


それがどれだけありがたく、嬉しいことか・・・


様々な状況・環境の中で活動している皆さんが良い企業に出会って、何歳になってもここで働きたいと思えるような企業に出会えることを願って締めとします。

-転職